喜翔オリジナル美人画色・童女画,おひめさま絵展示、ギャラリー喜翔ろまん館/絹本着色技法について

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●きぬ絵技法書の紹介●

 

当サイトに展示している絵画作品は一部を除き、ほとんど絵絹に日本画の技法で描いた肉筆作品です。分かりやすい表現にするため個人的に「きぬ絵」とよんでいますが、日本画美術展の図版などでは、紙に制作する紙本着色(しほんちゃくしょく)に対して絹本着色(けんぽんちゃくしょく)あるいは絹本着彩(けんぽんちゃくさい)と記載され、昭和初期まで日本画の代表的な技法でした。
古い掛け軸で見かける仏画、動植物画、風景画、美人画の多くが絹に描かれています。上村松園や伊東深水、鏑木清方の美人画、伊藤若冲の動植物画等どれも絹でなければ表現できないものです。
発色がよく一見薄塗りに見える画面に深い奥行きがあり、とても味わい深い技法ですが、美術展出品用の大作向きでない、修正がしにくく手間がかかる等の理由で、今では仏画を除いて制作されることが少なくなりました。

喜翔は、カレンダーの原画制作を機にこの技法に取り組み、試行錯誤して身につけたこの技法の良さをたくさんの方に知ってもらいたいと思い2000年より「きぬ絵教室」を開講しています。

 

この度、きぬ絵教室受講者のために作成した技法書「絵絹に描く美人画-きぬ絵(絹本着色日本画)の技法-」が完成しました。絹に描く日本画に興味のある方に購入いただけるよう「ホンニナル出版」CARGO(カーゴ)で販売しております。



←本の購入は「CARGO(カーゴ)」から


※ご購入に関しては「CARGO」とご購入者様との商取引になります。

■タイトル 絵絹に描く美人画-きぬ絵(絹本着色日本画)の技法-
■定価 4500円(税込4,860円)送料無料
■本の体裁 A4サイズ(左綴じ) 48ページ(カラー44ページ)

   表紙カバーなし 表紙フィルム加工 本の厚み5mm 


●写真撮影、デザインレイアウト、校正、データ作成等すべて喜翔本人が行った完全私家版です。、見苦しい点が多々あるかと思われますが「世界に数十冊だけのレア本?」ということで、お許しください。きぬ絵に興味のある方にとっては、必ず役に立つ詳細な内容になっていると自負しております。
●薄っぺらい体裁のわりに、書店売りの本に比べると高価ですが、少量印刷のため単価が高くなります。自費出版系出版社の見積もりでは最低500冊よりの出版で100万以上の見積もりを得ており、不良在庫のリスクを避けるため、1冊から出版できる「ホンニナル出版」のシステムを利用しております。ご理解ください。
●ここでは本の紹介のみです。ご購入に関しては「ホンニナルなる出版/CARGO」とご購入者との商取引となります。
●本についてのご質問、また購入後の技法についての質問はメールで、お受けします。(※迷惑メールが多いため、分かりやすい日本語の件名でお願いいたします。)


◆◆◆◆※技法補足その後の経験により気になったことを追記します

 

●墨 

P3/用具材料紹介ページのすずり、墨の画像で普段使用している墨「興雲」を茶墨としていますが、墨色は黒です。色のバランスが良く手に入りやすく価格も安いので骨描きやぼかしで調子をつける等、地塗り前の基礎段階で使うのに重宝な墨です。

胡粉の溶き方

P6/たたき(団子状にした胡粉を乳鉢にたたきつける)については、最初のうち扱いにくいですが、膠を多くしてこねた柔らかい団子を昔からの言い方通り100回程度たたくほうが仕上がりが良いようです。 また、たたき終わった団子を平たくしてぬるま湯に5分浸した後取り出し、濡れた団子のままラップに包んでタッパーに入れ一晩冷蔵庫で寝かせた後皿に取り出して、水を少しづつ加えながら研ぐように(力を入れて皿に擦るように)時間をかけて溶くと上質な仕上がりとなります。

のり

P9/のりの溶き方をやや薄めに記載しています。初心者の方には固いほうが貼りやすいため、市松のりコーヒースプーン山盛り1杯に対して水100cc〜120cc程度で溶くほうがよいでしょう。

絹張り

P10/絹の張り込みの際、湿度の高い時はしわやたるみが出やすくなります。

上部を張りピン留めし、次に左右(耳のある方)を絹目がまっすぐなのに注意しながら軽く貼った後、一度はがしてから、再度丁寧に上から順に(左右斜め下へ強めに引きながら絹を押さえることを繰り返し)下まで張り、最下部は軽く下へ引いて糊をしっかり抑えます。張った直後はたるんでいてもその後の湯引き、礬砂引き後はピンとします。※糊が乾いている途中で修正するとかえって縦横のバランスが崩れしわの原因になります。

※のりの画面への染み出しを防ぐには、木枠内側から3〜5mm離してのりを置くと良いでしょう。

水干絵具

水干絵の具の色名と色合いはメーカーによって少しずつ違います。本書中ではほとんどを「上羽」ブランドのものを使用しておりますが、顔の色味を表現するときによく登場する「珊瑚色-さんごいろ」は中川胡粉「鳳凰」ブランドです。

絵具の溶きなおし

P7/冬場は低温のため、溶いた絵具がすぐ固まります。ゼリー状の場合はそのまま低温で温め、水分が抜けている場合は通常の3倍くらいに湯で薄めた膠水を少量入れて温めて溶きなおします。 

直線の描き方

直線を描く際の技法について記載が抜けております。

直線は「溝引き」の技法で描きます。溝のついた定規をしっかり左手で押さえ、溝にガラス棒(溝と太さの合う筆をさかさまにしても可)を当て、同じ手に筆を持ち2〜3cmの間隔を空けて線を引きます。

 

溝引きイラスト

 

※記載ミス部分について
●P46/喜翔(きしょう)プロフィール 本文2行目県立熊本高校出身は入力ミスです。正しくは熊本県立八代高校出身です。(2008年1月18日以降にご注文の場合は改訂済みです。)

 


 

▼本の内容を部分的に紹介しております。(縮小画像のみ)

▼表紙
▼目次

用具と材料・・・ P3〜4
基礎技法
■膠(にかわ)を溶く・・・P5
■礬水(どうさ)を作る・・・P5
■胡粉(ごふん)を溶く・・・P6
■水干(すいひ)絵の具を溶く・・・P7
■岩絵の具を溶く ・・・P7
■金泥、銀泥、パールを溶く・・・P8
制作工程
1.木枠とのりの準備・・・ P9
2.絵絹を張る・・・P10
3.湯引き・・・ P11
4.どうさ引き・・・P11
5.下図を描く・・・P12
6.下図を写す(骨描き)・・・P13
7.墨で調子をつける・・・ P13〜14
8.色でぼかしを入れる ・・・ P15

9.地塗り・・・P16
10.模様を描く(麻の葉)・・・P17
11.下図に模様を描く・・・P18
12.バックの処理/金を入れる・・・P19
13.顔と髪を描く・・・P19〜23
14.バックを描く・・・P23〜24
15.着物と帯の地色を塗る・・・ P24〜26
16.着物、帯の柄を描く・・・P27〜29
17.細部の仕上げ・・・P29
18.輪郭線を描く ・・・ P30〜31
19.裏打ち・・・P33
20・落款・・・P33
30.額装・・・P33〜34
作品紹介・・・ P35〜44
画材店資料・・・ P45
作者プロフィール・・・ P46

▼P3用具と材料 ▼P6基礎技法 胡粉を溶く
▼P7基礎技法 水干/岩絵の具を溶く ▼16地塗り
▼P20顔を描く ▼P27着物、帯の柄を描く
▼P33落款 ▼P35作品紹介
▼P41作品紹介 ▼P45日本画材店の紹介


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