特集/2003年12月〜2004年1月

初春

はつはる

 絹絵(日本画の絹本着彩という技法・・絵絹に水干絵の具や岩絵の具を使って描きます。上村松園、伊東深水など昭和初期までの美人画はほとんどこの技法で描かれています。)に出会うきっかけとなったのは、美人画カレンダーの原画制作を依頼されたことです。「絹でないと美人画の深い味わいが出ない・・」とのカレンダーメーカーの担当者の希望でこの技法に取り組むことになりました。広告のイラストレーターのかたわら、日本画とテンペラの混合技法で絵を描いていたため、膠や水干絵の具には慣れていて入りやすかったものの、紙に比べて絵絹の扱いはとても難しく、試行錯誤を繰り返しました。きれいに出来上がったと思っても、裏打ち(表装店で絵絹の裏に紙を貼ってもらうこと)すると上下が随分縮んでしまって面長の美人が丸顔になってしまうなど・・・いまだに失敗を繰り返しています。喜翔の描く作品に丸顔の女性が多いのも、作者が丸顔だから・・との理由ばかりではないのです。今月はお正月向きの美人画を集めてみました。あくまでも、「京都風の上品な美人を・・・・」とのきびしい!(^o^)注文によるものです。


鼓(つづみ)

恋文

雪(2002年版)

雪(2000年版)

おこそ頭巾

梅の頃

初釜

炬燵(こたつ)